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J-MAX、中国・福建省に自動車部品の新工場

2023年4月20日

 J-MAXは17日、連結子会社の広州丸順汽車配件有限公司(以下:広州丸順社)が、中国福建省に子会社を設立すると発表した。

 J-MAXグループは、自動車の電動化が急速に拡大している中国で、広州丸順社と武漢丸順社の2拠点を展開しており、前中長期経営計画(2019年3月期~2023年3月期)で、電動化事業の拡大を図ってきた。

 特に広州丸順社では、車載電池シェア上位を誇る寧徳時代新能源科技股份有限公司(以下:CATL)と2020年の取引開始を皮切りに、2022年に福建開発・営業センターを開設し新車種立ち上げのスピーディな対応によりCATLとの関係強化を図ったほか、広州丸順社に新プレスライン導入を2024年に計画しCATLからの受注拡大を図る等、競争力の強化を図ってきた。

 こうした中、2023年度から始まる新中長期経営計画で、CATLとの更なる強固な関係性を構築するほか、中国自動車市場で存在感を増す中国系メーカーへの電動化部品の受注拡大を図るため、今後、周辺地区を含め発展が見込まれる中国福建省に新たに新会社を設立することとした。

■ 新工場・新会社概要

名称:福建丸順新能源汽車科技有限公司
資本金:2000万元(約3億8000万円)
設立年月日:2023年5月(予定)
所在地:中華人民共和国福建省福州市羅源県台商投資区松山片区
事業内容:自動車部品の製造・販売
主要設備:オートタンデムプレスライン、プレス設備(広州丸順汽車配件有限公司より移管)、溶接設備、塗装設備
主要生産部品(想定):大型バッテリーカバー、大型バッテリーケース、小物部品
生産開始予定:2025年1月

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