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北海道北部風力送電、北海道稚内市に世界最大規模の蓄電池設備

2023年6月16日

GSユアサは15日、北海道北部風力送電向けに納入した世界最大規模の蓄電池設備が、今年3月に稼働を開始したと発表した。

 蓄電池設備は約21万モジュール、約330万セルで出力240MW・容量は720MWh。北海道天塩郡豊富町の北豊富変電所に設置した。設備は2018年に受注し、2020年7月から2021年11月まで16か月間をかけて設置工事を行った。今後、GSユアサは20年にわたり、蓄電池設備の保守・メンテナンスを担う。

 蓄電池設備は、GSユアサ製の産業用リチウムイオン電池を搭載している。また、GSユアサ独自の遠隔監視技術と予測・予兆技術を用いた蓄電池保守サービス「STARELINKサービス」により、リチウムイオン電池全セルの電圧監視や故障監視を常時行い、高い安全性を確保している。万が一の故障発生時は、業界最大級の全国を網羅するサービスネットワークを活用し、顧客の要請に対応する。

■ 設備投資概要

所在地:北海道天塩郡豊富町修徳(北豊富変電所)
電池の種類:リチウムイオン電池
出力:240MW
容量:720MWh
蓄電池モジュール数(個):約21万
蓄電池セル数(個):約330万
稼働開始:2023年3月

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