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東京ガス、北海道苫小牧市に蓄電所建設

2025年11月27日

東京ガスと岡谷鋼機は11月25日、北海道苫小牧市で系統用蓄電所「苫小牧パワーストレージステーション」の建設に向け起工式を行ったと発表した。

 北海道では再生可能エネルギーの導入量が増加しており、電力系統の調整力確保が課題となっている。両社は調整力を提供する蓄電設備の整備を進める方針で、苫小牧パワーストレージステーションは一般社団法人環境共創イニシアチブの「令和6年度系統用蓄電池・水電解装置導入支援事業」に採択されている。

 建設する蓄電所は、出力2.5万キロワット、容量7.5万キロワット時の蓄電池を備える。開発は両社出資の苫小牧パワーストレージ合同会社が担い、建設用地は岡谷鋼機が賃貸し、運用は東京ガスが行う。東京ガスエンジニアリングソリューションズが施工管理と電気主任技術者の派遣を担当する。工事は2025年12月に開始し、商業運転は2028年以降を予定している。

■ 蓄電所概要

名称:苫小牧パワーストレージステーション
設置場所:北海道苫小牧市
蓄電池出力:2.5万kW
蓄電池容量:7.5万kWh
開発:苫小牧PS
運用:東京ガス
建設用地:賃貸岡谷鋼機
工事開始:2025年12月
商業運転開始予定:2028年以降

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