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コベルコ建機、大垣工場の第二組立塗装棟が完成

2023年7月18日

コベルコ建機は7日、グローバル生産体制再編の一環で大垣工場(岐阜県大垣市)に建設していた第二組立塗装棟が完成したと発表した。

 同社は、収益安定化と生産コストの低減に向け、環境変化による生産量変動への対応力を強化するため、ショベル事業のグローバル生産体制再編を進めている。

 日本国内では、五日市工場(広島県広島市)と大垣工場の2拠点体制としているが、両工場の生産負荷(五日市生産能力10,500台/年、大垣生産能力8,500台/年)が高まっていることから、両工場の生産を補完するため、大垣工場の生産能力を増強した。

 第二組立塗装棟では、現在五日市工場で生産している7トンクラスのショベルと大垣工場で現在も生産している5トンクラスのミニショベルの2モデルを合計3,000台生産が可能で、両工場での台数負荷を補完するかたちで、柔軟な生産が可能となる。

 また、組立ラインの新設とともに製缶能力も増強され、大垣工場の年間生産能力は8,500台から11,500台に増加した。

■ 新工場概要

所在地:岐阜県大垣市本今町1682番地7
生産機種:1~5トンクラスのミニショベル
⇒第二組立塗装棟新設により、上記に加え7トンクラスの油圧ショベル
生産能力:ミニショベル8,500台/年
⇒第二組立塗装棟新設により、11,500台/年に増強
主な出荷先:全世界
竣工式:2023年6月30日

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