工場・物流施設を中心とした設備投資情報を配信

村上農園、北海道伊達市に生産施設

2023年8月1日

村上農園は7月28日、北海道伊達市に建設を計画していた生産施設「北海道伊達生産センター」の起工式を行ったと発表した。

 現在村上農園の生産施設は、宮城、千葉、山梨(3カ所)、神奈川、静岡、三重、広島(2カ所)、福岡、沖縄(関連会社)の計12カ所。北海道エリアについては主に関東で生産した商品を長距離輸送している。

 今回、伊達市に新たな生産拠点を設けることで、輸送にかかる時間を削減し、鮮度の高い商品を北海道エリアの顧客へ提供する。伊達市は北海道の中では比較的暖かくて雪が少ない地域で、天候の安定性から北海道の野菜生産に最適地と考えた。

 同社の技術力と融雪装置を配した太陽光利用型植物工場により、1年を通して野菜の安定供給が可能になる。全国の生産センターとネットワークで結び、栽培技術を相互利用しながら品質の高い発芽野菜を生産していく。また、施設の従業員は地元から積極的に採用する予定だとしている。

■ 新工場概要

計画地:北海道伊達市南稀府町243番地1
投資規模:6億円(1期)
敷地面積:29,078㎡
ハウス面積:1期/約8,700㎡、2期:約8,700㎡
生産能力:1期/年産3,900万パック(スプラウト換算)、2期:未定
生産品目:豆苗、スプラウト(ブロッコリー、クレス、マスタード、レッドキャベツ、青じそ)、かいわれ大根、マルチビタミンB12かいわれ 他
人員計画:1期完成後/正社員4名(内、地元採用2名)、パートタイマー約20名(地元採用、約8割が雇用保険対象者)
    :2期完成後/正社員、パートタイマー合計約50名
起工式:2023年7月20日
完成予定:2024年3月
稼働予定:2024年4月

このエントリーをはてなブックマークに追加