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マグネスケール、奈良に新工場建設/117億円投資

2023年10月2日

DMG森精機は9月28日、グループ会社のマグネスケールが奈良県奈良市と大和郡山市にまたがる土地に、レーザスケールの生産工場を建設すると発表した。

 レーザスケールは最先端の半導体製造装置や高精度金属加工機に使用する、ピコメートル・レベルの分解能を持つ位置検出システムで、加工精度や検査精度が向上する中、需要と重要性が高まっている。

 現在、レーザスケールは神奈川県の伊勢原事業所で製造しているが、2025年には生産上限である2万5千軸に達することが予想されるため、新規生産拠点を建設する。

 今後、新設する奈良事業所と既存の伊勢原事業所で、最大6万軸の生産能力を確保する予定。奈良事業所は生産の拡大だけでなく、市場の要求に応えるための最先端のレーザスケール開発設備を備え、また、災害時の事業継続体制(BCP)として伊勢原事業所との相互バックアップ機能を持たせる計画。

■ 新工場概要

所在地:奈良県大和郡山市上三橋町355-1、奈良県奈良市今市町48-1
総投資額:約117億円(機械設備含む)
敷地面積:13,220㎡(3,999坪)
延床面積:17,623㎡(5,331坪)
建屋構造:地上3階、地下1階
現地雇用:約50人から始まり段階的に150名規模に
生産品目:レーザスケール
生産能力:約35,000軸(年間)
起工式:2023年9月26日
建物完成予定:2025年5月末
操業開始予定:2025年9月

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