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東ソー、ベトナムでMDI蒸留分離設備建設

2023年10月4日

東ソーは2日、ベトナムで現地法人を設立し、ジフェニルメタンジイソシアネート(以下:MDI)中間原料である粗MDIの蒸留分離設備(以下:スプリッター)を建設すると発表した。

 MDIは、スポーツシューズ、フィットネスウェアなどに使用する弾性繊維、リサイクル材を活用した木質ボード、断熱材など、幅広く使用されている代表的なポリウレタン原料。

 近年は東南アジア、特にベトナム市場でのMDI需要が急速な成長を続けている。ベトナムにスプリッターを設置しMDIを生産することでタイムリーな供給が可能となり、現地の旺盛な需要を取り込み、拡販を図る。

■ 設備投資概要

立地:ベトナム・バリアブンタウ省 PhuMy3 特別工業団地(ベトナム南部ホーチミン郊外)
設備:粗MDI蒸留分離設備(スプリッター)
蒸留分離能力:100,000トン/年
現地着工予定:2024年11月
完工予定:2026年6月
商業運転予定:2026年10月

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