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日清食品、米国サウスカロライナに新工場

2023年11月10日

日清食品ホールディングスは9日、子会社のNISSIN FOODS(U.S.A.)(米国日清)社は、米国サウスカロライナ州グリーンビルに新工場を建設すると発表した。

 新工場は、2023年12月の着工、2025年8月の稼働開始を予定している。米国日清としては、1972年に稼働を開始したカリフォルニア州ガーデナ工場、1978年に稼働を開始したペンシルべニア州ランカスター工場に次ぐ3番目の生産拠点となる。

 日清食品グループは、海外事業比率約45%を目標としている。米国日清は「CUP NOODLES」や「Top Ramen」など普及価格帯(低~中価格帯)製品の品質とブランド価値向上、安定供給に努めるとともに「CUP NOODLES Stir Fry」や「Hot&Spicy Fire Wok」など高付加価値製品の開発と販売促進を行うことから、近年、収益を大きく改善している。

 今回、グリーンビルに新工場を建設することで、米国の即席麺市場の旺盛な需要に対応するとともに、先端設備を導入して高付加価値製品のラインアップ拡充や生産能力向上を図り、さらなる収益の拡大を目指す。また、既存の2工場(ガーデナ工場、ランカスター工場)と連携することで、生産・配送効率を改善させる。

■ 新工場概要

工場名:米国日清グリーンビル工場(仮称)
所在地:1170Bracken Rd,Piedmont,SC29673
投資額:約228百万ドル(約342億円)
生産品種:袋麺、カップ麺
敷地面積:206,390㎡
工場延床面積:59,517㎡
建設開始時期:2023年12月
稼働開始時期:2025年8月予定

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