工場・物流施設を中心とした設備投資情報を配信

堀場エステック、京都府福知山市に新工場

2023年12月13日

堀場製作所は12日、HORIBAグループの半導体事業を手掛ける堀場エステックが、主力製品のマスフローコントローラー(MFC)や薬液濃度モニターなどを生産する新工場を京都府福知山市に建設すると発表した。

 新工場には、HORIBAグループ過去最大の約170億円を投じる。半導体事業を牽引するMFCと薬液濃度モニターに加え、自社製品に用いるプリント基板や半導体事業に関連する製品やシステム、半導体事業以外の製品など、幅広い生産を担う。

 設備は、MFC自動化生産ラインや、工程間をつなぐ搬送ロボットを導入し、自動化と効率化を促進する。また、約10,000㎡の生産エリアを備え、長期的な需要拡大へ柔軟に対応する。最新設備と広大な生産エリアにより、国内におけるMFC生産能力を現状(京都工場+阿蘇工場)の最大約3倍まで拡張可能となる。
環境負荷低減への取り組みとして、水素発電を用いた再生可能エネルギーシステムの導入など、工場全体での省エネを目指す。

 研究開発拠点「京都福知山テクノロジーセンター」(2025年4月竣工予定)に隣接する利点を生かし、同拠点で推進する流量標準技術の研究開発や、産学連携の成果を早期実装するシナジーに取り組み、既存製品の性能改善や新製品の開発サイクル加速を促進させる。

 HORIBAグループの半導体事業は、中長期経営計画「MLMAP2023」で掲げた売上高・営業利益目標を2年前倒しで達成するなど、この数年で飛躍的な成長を遂げている。その牽引役であり、堀場エステックが約60%の世界シェアを持つMFCは、阿蘇工場での増産や海外生産体制の強化に取り組んできた。中長期的にさらなる成長が期待される半導体市場で、今後のあらゆる計測需要に応えていくためには、さらなる生産体制強化が必要であると考え、今回の新工場建設を決定した。

■ 新工場概要

名称:堀場エステック 京都福知山工場(仮称)
所在地:京都府福知山市三和町みわ小字エコートピア4番1
投資額:約170億円(予定)
敷地面積:36,011㎡
延床面積:23,292㎡(2階建て)
生産品目:マスフローコントローラー、薬液濃度モニター、プリント基板等
着工予定:2024年7月
竣工予定:2026年1月

このエントリーをはてなブックマークに追加