工場・物流施設を中心とした設備投資情報を配信

ダイト、富山市に第十製剤棟竣工/67億円投資

2023年12月27日

ダイトは25日、富山県富山市に建設を進めていた第十製剤棟が完成し、竣工式を行ったと発表した。

 近年のジェネリック医薬品の製造販売量の増加や安定供給、大手メーカーからの新薬・⾧期収載品の国内外向け製造受託、一般用医薬品の開発~製造受託など、全方位ビジネスの案件増加を受け、既存保有設備の稼働率が上昇していることから、第十製剤棟を新設することで生産設備の増強を図る。

 第十製剤棟は、併設自動倉庫の床面積を含めると、同社における過去最大の工場となる。生産設備を配置できる全5フロアに製造機器を実装した場合、同社本社工場における製剤生産能力は、最大30%程度(10億錠)の増加が可能となる。また、同工場併設の自動倉庫は、約3,100パレットの保管能力を有し、将来の増産に対応可能だとしている。

■ 新棟概要

名称:第十製剤棟
所在地:富山県富山市八日町326番地(本社工場敷地内)
投資総額:約67億円(第1期工事分)
建築面積:約2,878㎡
延べ床面積:約10,111㎡
構造:鉄骨造6階建て
用途:医薬品製剤の製造、医薬品原薬・製剤・原材料等の保管
設備機器:製剤製造機器2系列(生産設備を配置できる全5フロアのうち、3フロアは製造機器未実装の将来スペースとなっている)
    :併設自動倉庫(約3,100パレット)
着工:2022年9月
竣工:2023年12月
商用生産予定:2024年8月

このエントリーをはてなブックマークに追加