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アルフレッサファーマ、群馬工場に医薬品製造棟建設

2024年1月31日

アルフレッサ ホールディングスは30日、子会社で医薬品等を製造するアルフレッサファーマが、群馬工場で計画している新医薬品製造棟の詳細設計が完了したと発表した。

 新製造棟では、新たな低分子棟の建設により、低分子医薬品の経口固形剤の製造能力を年間約20億錠から約36億錠に拡大させる。また、医療用医薬品だけでなくOTC製剤にも対応する製造機器を揃える。

 加えて、ハザード物質の高度な封じ込め機能を備えた高薬理活性棟の建設により、抗がん剤やホルモン製剤などの経口固形剤の受託製造を新たに行う。同施設の製造能力は最大で年間約4億錠を予定する。

 さらに、抗体医薬などに代表される無菌製剤の保管のため、無菌状態を保ち製品の品質を確保するクリーンルームとして冷蔵倉庫棟を建設する。バイアル、アンプル、シリンジなどの規格について、ラベリング、包装、保管、外観検査を行う。2-8℃の保管温度で約160パレットの保管が可能となっている。

■ 新棟概要

所在地:群馬県太田市世良田町3038(群馬工場)
設備投資額:総額156億円(建物、設備、備品等)
事業内容:医薬品の製造
稼働開始予定:2026年4月

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