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アルフレッサファーマ、岡山工場で太陽光発電設備増設

2025年12月15日

アルフレッサホールディングスは12月1日、子会社で医薬品等製造事業を行うアルフレッサファーマが岡山製薬工場に増設した太陽光発電設備を稼働させたと発表した。

 アルフレッサグループは中期経営計画「Vision2032 Stage2」でサステナビリティ経営推進を掲げ、環境分野の重要課題として地球環境保全を位置づけている。CO2排出量については2050年度に実質ゼロとするカーボンニュートラル実現を目標に、2030年度末までに2020年度比30%削減のマイルストーンを設定し、取り組みを進めている。

 岡山製薬工場は固形剤・液剤の製造から包装まで対応する医薬品・診断薬の生産拠点で、GMP基準やISO13485認証に準拠した生産体制を整備している。同工場では既に太陽光発電設備(パネル数1885枚、出力1027.3kW)の導入やLNG活用、事業所内照明のLED化などを行い、2024年度のCO2排出量を2020年度比で1186t削減した。

 今回、新たに太陽光パネル792枚(出力467.2kW)を増設し、年間229tの追加削減を見込む。アルフレッサファーマは再生可能エネルギーの活用拡大など環境配慮型投資を継続し、持続可能な社会の実現に向けた取り組みを強化する。

■ 発電設備概要

所在地:岡山県勝田郡勝央町(岡山製薬工場)
CO2削減量:229t/年
パネル枚数:792枚(パネル出力467.2kW)
稼働開始:2025年12月

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