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エスペック、愛知の試験場を拡張

2024年10月25日

エスペックは18日、「あいち次世代モビリティ・テストラボ」として、愛知県常滑市に「あいちバッテリー安全認証センター」を開設するとともに、豊田試験所の機能を拡張すると発表した。

 モビリティ業界では、EVの普及を背景に、車載用バッテリーの大型化・高容量化の開発が進むとともに、MaaS(多様な移動サービスの統合)による移動の利便性向上に向けて自動運転技術の開発が加速している。これにより、車載用バッテリーの安全性確保やEV・自動化モジュールの信頼性確保に向けた試験需要が高まっている。

 新設する「あいちバッテリー安全認証センター」では、最新の試験設備の導入により大型化・高容量化が進むバッテリーの安全性試験に対応し、EVの心臓部であるバッテリーの性能・品質を支える。

 豊田試験所では、EV・自動化モジュールの動作状態での使用環境を再現し評価・計測するサービスを新たに強化することで、EVと自動運転技術の開発における課題解決に貢献する。

 両試験所の強みを活かしシナジー効果を発揮することで、次世代モビリティに関する試験需要に全方位で対応していく。

■ 設備投資概要

【あいちバッテリー安全認証センター】
住所:愛知県常滑市りんくう町1-25-25
延床面積:1,300㎡(敷地面積7,500㎡)
試験設備:安全性試験室、大型冷熱衝撃装置、外部短絡試験装置、恒温恒湿室、充放電装置、大型減圧試験装置、耐火試験装置(バーナー)、釘刺し試験装置、落下試験装置、水没水槽など
安全設備:消火、排気処理、排水システム
使用電力:再生可能エネルギー(予定)
予約受付開始:2024年10月
設立(開設)予定:2025年2月

【豊田試験所】
住所:愛知県豊田市聖心町3-44-1
設立:2006年9月
延床面積:3,800㎡(敷地面積4,000㎡)
試験設備:恒温恒湿器、ハイパワー恒温恒湿器、冷熱衝撃装置(試料静止型)、冷熱衝撃装置(昇降式)、液槽冷熱衝撃装置、恒温器、小型環境試験器、小型冷熱衝撃装置、落下試験装置、温(湿)度・振動複合環境試験装置(水平・垂直2軸切替式/3軸切替式)、急速温度変化チャンバー、高度加速寿命試験装置など26機種200台
※2025年3月までに以下を導入予定
恒温恒湿室、大型恒温恒湿器、ハイパワー恒温恒湿器、冷熱衝撃装置、高電圧絶縁抵抗評価システム、導体抵抗評価システム、双方向電源、マイクロスコープ、アイスウォーター(浸漬)試験器
使用電力:再生可能エネルギー導入済み
機能拡張予定:2025年4月

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