工場・物流施設を中心とした設備投資情報を配信

オリンパス、長野事業場に新棟建設

2025年1月27日

オリンパスは24日、医療機器関連製品の製造拠点である長野事業場で新棟(B棟)の地鎮祭を行ったと発表した。

 新棟建設により医療機器関連製品の生産体制をさらに強化するとともに、事業継続に向けた安定した生産・供給体制を構築する。新棟は2月1日に着工し、2026年6月末頃に竣工予定。

 長野事業場(長野オリンパスを含む)は、オリンパスの内視鏡製品の医療用レンズや成型部品、電子部品など、多種多様な部品を製造している。昨秋に稼働を開始したA棟に続き、新たにB棟を立ち上げ、2022年に分社化した(株)エビデントの敷地内に設置されている主要部品の開発・製造機能を移管するとともに、将来の事業拡大に備えた生産能力を確保する。最新の設備を備えた自社施設に生産品目と機能を集約することで、製造活動のさらなる強化と効率化を図る。

■ 新工場概要

所在地:長野県上伊那郡辰野町伊那富6789(長野事業場)
総延べ床面積:17,665㎡
建物構造:RCSS造(柱RC・梁S)、免震構造、地上2階建て
生産品目:医療機器の主要部品(医療用レンズ、プラスチック成形部品など)
B棟建設のコンセプト:医療機器製造を担う安心・安全な建物仕様
          :A棟との一体化と、IoT技術を活用した「視える化」や効率化の推進
          :環境配慮と新しい働き方の導入
着工予定:2025年2月1日
竣工予定:2026年6月末頃

このエントリーをはてなブックマークに追加