有機合成薬品工業、アミノ酸製造設備竣工
2025年6月11日
有機合成薬品工業は2日、福島県いわき市の常磐工場でグリシン製造設備が竣工したと発表した。
同社はグリシンの需要拡大に対応するため、常磐工場敷地内に既存製造設備の増強と新規設備の導入を決定していた。この設備投資は、2023年度を初年度とする中期経営計画に基づき、アミノ酸分野の事業構造改革を目的としている。
グリシンは食品、医薬品、半導体など幅広い用途を持つ。今回の投資は今後も需要が拡大すると見込まれる市場への安定供給を念頭に置いた中長期的な成長戦略を支える重要な位置付けとしている。
事業は経済産業省の「サプライチェーン対策のための国内投資促進事業補助金」の採択を受けている。
■ 設備投資概要
所在地:福島県いわき市常磐西郷町落合788(常磐工場敷地内)
投資額:約47億円
建屋概要:鉄骨造4階建て
主要設備:製造設備
:廃液処理設備
着工:2022年7月
竣工日:2025年6月2日