ニッスイ、北九州市戸畑区に新工場建設
2025年7月31日
ニッスイは30日、グループ企業の北九州ニッスイ(福岡県北九州市)が新本社工場を建設すると発表した。
建設地は旧第一工場跡地と隣接する同社所有地で、2025年8月7日に起工式を行い、2026年12月の竣工を予定している。新工場は「ニッスイスマートファクトリー」構想のモデル工場として、AIなどを活用した自動化ラインやデータ解析による予兆保全、顔認証システム導入などのデジタル化、消費電力の半減と非化石化証書活用によるCO2実質排出ゼロの実現を目指す。あわせて、自動化による作業負荷の軽減や、行政との地域連携も進める。
冷凍具付き麺の生産能力拡大や新商品の開発、「おさかなソー」の生産強化、家庭用フィッシュソーセージの効率的なライン構築などを通じて、生産性を既存比150%以上とする。老朽化したニッスイ戸畑工場と北九州ニッスイ第二工場の既存2工場は閉鎖し、新工場と宇部工場へ業務を集約する予定。また、北九州市との間では、地域経済の振興と地元雇用の創出、環境保全活動など、地域社会との連携の維持に向け協議中だとしている。
■ 新工場概要
所在地:福岡県北九州市戸畑区
事業内容:冷凍食品・すり身製品などの製造
生産能力:既存比150%以上
起工式:2025年8月7日
竣工予定:2026年12月