NTN、インドのバワール工場で設備増強
2025年10月30日
NTNは29日、インド市場における事業成長の加速とグローバル競争力の強化を目的として、連結子会社NTN NEI Manufacturing India(以下:NNMI)のバワール工場でCVJ内部部品の現地調達化とR&D体制の構築に向けた戦略的投資を行うと発表した。
NTNはインドで自動車向けCVJやアクスルベアリング、産業機械向けベアリングを供給しており、今回の投資によりCVJ商品の現地内製化を推進する。バワール工場に新たに内部部品の加工設備を導入し、現地調達率を60%から85%へ向上させることで、納期短縮とコスト競争力を強化する。
さらに、設計・試験設備をインド国内に整備し、人員を拡充してR&D体制を構築した。今年4月から現地で技術対応を開始しており、来年には試作から評価試験までを現地で完結できる体制を整える。迅速な対応と顧客サポート力の向上を目指す。
加えて、EV特有の静粛性や軽量化ニーズに対応する高機能CVJ商品の開発も強化し、インド市場への展開を加速させる。
■ 設備投資概要
所在地:Plot No.131, Sector 7, HSIIDC IMT BAWAL, Pin-123501 Distt. Rewari, Haryana, India(バワール工場)
設備:CVJ内部部品の加工設備
