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東レ、韓国で高機能ポリプロピレン長繊維不織布の生産能力増強

2016年6月21日

 東レ(東京都中央区)は17日、韓国子会社のToray Advanced Materials Korea, Inc.(以下:TAK)が、高機能ポリプロピレン長繊維不織布(以下:PPスパンボンド)の生産能力を増強すると発表した。

 大韓民国 慶尚北道亀尾(くみ)市にある亀尾第5工業団地のTAK社賃借敷地内に、年産約18,000トンの生産設備を増設。新設備の稼動は18年4月からの予定。

 ASEAN各国やインド、中国においては、高い経済成長と国民所得増による生活様式の高度化で乳・幼児用の紙おむつの需要が急速に伸びている。特に最大の消費地である中国市場では消費者の安心志向の高まりから、日本・韓国製高級品の輸入が急増するなど、大手衛生用品メーカーは、アジア各国の市場に向けた工場の増設を表明している。

 そのため、紙おむつの主要素材であるPPスパンボンドの需要は、新興国での乳・幼児用に加え、先進国の高齢者用の需要拡大により、15年の約500千トン/年から今後数年の間、年率約9%で拡大し、供給が不足することが予測されている。

 東レグループのPPスパンボンド事業は、現在、韓国のTAKに年産約43,000トン、中国の東麗高新聚化(南通)有限公司(TPN)に年産約73,000トン、インドネシアのP.T. Toray Polytech Jakarta(TPJ)に年産約19,000トンの生産能力を有し、日本、韓国、中国、ASEAN、インドなどアジア各国市場向けに幅広く販売している。

 16年9月には、TPJで増強中の生産設備が稼動する予定で、東レグループはアジアにおけるPPスパンボンドの主要なサプライヤーとして、成長著しい中国やインド、ASEANをはじめとする新興国市場への事業拡大を行っている。

■ 設備増強概要

会社名:Toray Advanced Material Korea, Inc. (TAK)
所在地:大韓民国・慶尚北道亀尾市(亀尾第5工業団地、TAK社賃借敷地内)
生産品目:高機能ポリプロピレン長繊維不織布(PPスパンボンド)
生産能力:約61,000トン/年(うち増強分 約18,000トン/年)
稼動開始予定:2018年4月

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