日揮HD、福島でグリーンアンモニア製造開始
2026年2月3日
日揮ホールディングスは1月27日、福島県浪江町に建設した実証プラントでグリーンアンモニアの製造を開始したと発表した。
同社は2021年にNEDOのグリーンイノベーション基金事業の一環として、再生可能エネルギー由来水素を原料としたグリーンケミカル製造プラントの統合制御システム開発と実証計画を進めてきた。同プロジェクトでは、水素からグリーンアンモニアを製造し、生産運転の最適化を図ることを目的としている。
2023年10月に着工した「浪江グリーンアンモニア統合制御実証フィールド」は2025年11月に建設が完了し、試運転を経て2026年1月上旬に本格的な製造を開始した。同プラントは近隣の福島水素エネルギー研究フィールドから供給される再エネ由来水素を用いてグリーンアンモニア製造技術の実証を行う。
実証プラントは2026年度まで稼働する計画で、日揮ホールディングスは統合制御システムの検証と改善を通じてグリーンアンモニア製造技術の確立を目指す。実証で得られた知見は、旭化成が2027年度以降に計画する大規模グリーンケミカル実証プラントで活用する予定。
製造したグリーンアンモニアは今後、販売先企業を通じて近隣の火力発電所に供給し、排煙脱硝用途として利用される見通し。
■ 設備投資概要
名称:浪江グリーンアンモニア統合制御実証フィールド
所在地:福島県浪江町 棚塩産業団地内
事業内容:アンモニアの製造
生産能力:日量4トン
着工:2023年10月
建設完了:2025年11月
生産開始:2026年1月上旬
