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信越化学、米国で塩ビ増産投資/5300億円投資

2026年3月6日

信越化学工業は3月5日、米国子会社のシンテック社がルイジアナ州プラケマインの工業用地で塩化ビニル樹脂(塩ビ)の原料から一貫生産する設備投資を行うと発表した。

 世界的な塩ビ需要が今後5年間で年平均75万t超拡大すると見込まれるなか、主原料を効率的かつ安定的に調達し、国際市場での競争力を高める狙い。苛性ソーダについても、生活関連に加え蓄電池や重要鉱物生産などでの需要が年平均130万t超の伸びを予測している。

 投資額は約34億ドル(5300億円)で、エチレン工場と電解・塩化ビニルモノマー(VCM)工場を新設し、エチレン62万5000t/年、VCM50万t/年、苛性ソーダ31万t/年の生産能力を増強する。2030年末までの完工を予定する。

 同社は米国で環境関連規制が強まるなか、最新技術を導入したプラント運営を進めている。州政府や地元自治体との関係を維持しつつ、塩ビと苛性ソーダの世界的な供給基地としての体制を一段と強化する。

■ 設備投資概要

所在地:ルイジアナ州プラケマインに所有する工業用地
投資額:約34億ドル(5300億円)
事業内容:エチレン工場と電解・塩化ビニルモノマー(VCM)工場による塩化ビニル樹脂原料からの一貫生産
生産能力:エチレン62万5000t/年、VCM50万t/年、苛性ソーダ31万t/年
完工予定:2030年末まで

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