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旭化成、中国で樹脂コンパウンド製造工場を建設

2017年8月24日

 旭化成(東京都千代田区)は23日、中国子会社の旭化成(中国)投資有限公司が、樹脂コンパウンド製造工場を江蘇省常熟市に建設すると発表した。

 近年、中国での自動車生産台数は2016年に過去最高を更新するなど、今後も大幅な増加が見込まれることや、環境意識の高まりを背景に環境規制の強化、軽量化を目的とした自動車部品における金属から樹脂への代替需要もさらに高まると期待されている。

 同社は、マテリアル領域におけるエンジニアリング樹脂事業を重点戦略事業と位置づけ、グローバルに展開するとともに自動車用途向け等での拡大を目指している。

 中でも、樹脂コンパウンド事業は、日本、中国、タイ、シンガポール、米国、メキシコ、ドイツで製造拠点や販売拠点を有しており、グローバルネットワークを強化している。今回、中国市場での需要拡大と安定供給体制の拡充を図るため、新工場の建設を決定した。

 なお、中国国内のコンパウンド生産拠点の最適化については、外注委託先の活用方法も含め、今後検討を進めていくとしている。

■ 新工場概要

会社名:旭化成塑料(常熟)有限公司
所在地:中華人民共和国江蘇省常熟市 新材料産業園区内
生産品目:ポリアミド、ポリプロピレンを中心とした機能樹脂コンパウンド品
生産能力:2.8万トン/年
稼働予定:2020年初頭

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