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三井化学、タイの紙おむつ向け通気性フィルム製造設備を増設

2015年11月24日

 総合化学メーカーの三井化学(東京都港区)は17日、衛生材料事業の東・東南アジアでの需要拡大に対応するため、タイで紙おむつ向け不織布・通気性フィルムを製造・販売しているMitsui Hygiene Materials (Thailand) Co., Ltd. において、通気性フィルム製造設備を増設すると発表した。

 子供用紙おむつ市場では、日本における日本製プレミアム紙おむつのインバウンド需要、中国向けを主とした輸出が急速に拡大している。また、東南アジアでは紙おむつの普及率の向上、及びプレミアム紙おむつの普及・拡大に伴い、引き続き高い成長が見込まれている。

 同社製の通気性フィルムは、プレミアム紙おむつに求められるフィルム性能と印刷特性に優れ、東・東南アジア市場の紙おむつメーカーなどからの需要が拡大。今回、通気性フィルムの需要増に対応する為、通気性フィルム製造設備を増設する。

■ 工場増設概要

会社名:Mitsui Hygiene Materials (Thailand) Co., Ltd.
所在地:タイ国ラヨン県イースタンシーボード工業団地
対象製品:紙おむつ向け通気性フィルム(商品名:エスポアール®)
増設能力:4,200トン/年(現行生産能力は6,700トン/年、増設後10,900トン/年)
着工:2015年11月
完工予定:2016年11月
営業運転開始予定:2017年1月

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