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鹿児島くみあい食品、30億円でやさい加工センター建設

2018年3月12日

 農産物の製造・加工を行う鹿児島くみあい食品(鹿児島県鹿児島市)は、鹿屋市田崎町にやさい加工センターを建設する。

 近年、高齢化や核家族化、夫婦の共働き化などにより食の簡素化志向が強まり、野菜需要に占める加工・業務用需要の割合は、中食や外食の市場規模の拡大に比例し増加傾向にある。

 今回、こうした加工・業務用野菜のニーズの高まりに対応するとともに、主に県内産を原料とした加工事業を展開することで、農家の生産基盤の維持・拡大による経営安定を図る。

 工場では、業務用のチルド製品やさつまいも加工品等の付加価値を高めた一次加工品を開発・製造する計画。

 同社は1974年創業。漬物事業からスタートし、青果直販事業や発酵酢事業、冷凍食品事業、農産加工事業など幅広く事業を展開。鹿児島の農産物に付加価値を付けて、関東圏を中心に日本各地に販売しているほか、海外への輸出も展開している。

■ 新工場概要

名称:鹿児島くみあい食品(株)やさい加工センター(仮称)
所在地:鹿児島県鹿屋市田崎町2220番25、下堀町2675番
投資額:約30億円
用地面積:25,888㎡
建築面積:6,309.79㎡
事業内容:ばれいしょ・にんじん・さつまいも等の加工製品の製造・販売
生産計画:約7億円(初年度)※将来計画約9億
雇用者数:45名(将来計画75名)
着工予定:2018年8月
操業予定:2019年6月

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