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シチズンマシナリー、フィリピンで工作機械の製造拠点拡張

2018年4月2日

 シチズンマシナリー(長野県北佐久郡)は3月30日、フィリピンにある工作機械の製造拠点を拡張すると発表した。

 工作機械業界は、昨年秋頃より、出遅れ感のあった中国・アジア、米国においても受注が好調に推移する状況となり、さまざまな業種においても好受注が続いている。

 同社も足元では過去最高レベルの受注水準が続いており、本社・北上・タイ・中国・フィリピンの各工場とも高水準での生産が続いている。

 今回拡張するのは、フィリピン・バタンガスにある連結子会社、CITIZEN MACHINERY Philippines INC.でミヤノブランドの自動旋盤組立工場。

 ミヤノブランド機が得意とする自動車・建設機械関連の需要が世界的に旺盛で、現状は組立スペースが手狭となっていた。

 今回の拡張により組立スペースが広がることで、自動旋盤本体の生産能力が現状の月産40台から80台と倍増となり、ミヤノブランド機の低・中価格機の供給能力が増強される。

 さらに現在、グローバル市場では自動車・医療機器、アセアン地域では電気・精密機器、新興国では建設・住設関連などの活動が旺盛で、これらの分野についても同社への引合・受注が拡大しており、今回の拡張は、こうした需要増への対応を目的としている。

■ 設備投資概要

会社名:CITIZEN MACHINERY Philippines INC.
所在地:First Philippine Industrial Park (FPIP), Lot No. 29, Barangay Ulango, Tanauan City, Batangas 4232 PHILIPPINES
投資額:約5億円
増床面積:3,744㎡
製造品目:自動旋盤
生産能力:80台/月(現状 40台/月)
構造:鉄筋コンクリート
着工予定:2018年4月
竣工予定:2018年12月
稼動予定:2019年1月

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