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山九、インドネシアの新物流センターが開設

2016年1月6日

 総合物流の山九(東京都中央区)は5日、インドネシアの現地法人である山九インドネシア国際が4日に、西ジャワ州ブカシ県に山九チカラン物流センター2期倉庫を開設したと発表した。

 同倉庫は、14年2月に営業を開始した山九チカラン物流センターの2期倉庫として同敷地内に新設。倉庫面積は28,629㎡と、1期倉庫と合わせ40,000㎡近い面積を有し、東部工業団地内で最大級の大型物流センターとなる。

 1期倉庫が開設後数か月で満床となり、その後も大規模物流センターに対するニーズが高いことを受け、16年4月の開設予定であった計画を前倒しした。営業開始後は電子部品から化学品、一般消費財など幅広い貨物に対応するという。

 設備面では、顧客ニーズに対応可能な空調完備の流通加工作業場を配備、将来的にニーズがあれば定温貨物やハラル対応貨物にも対応できるように設計された倉庫仕様になっている。

 倉庫内作業では、自社開発した倉庫管理・ワイヤレスハンディシステムを標準導入し、モニタリングディスプレイをセンター内に配置する等、在庫管理の精度を高めるとともに、作業の見える化を意識した仕組みを構築した。

■ 新倉庫概要

名称:山九チカラン物流センター2期倉庫
所在地:インドネシア・西ジャワ州ブカシ県デルタマスシティー内KITIC(キティック)工業団地(ジャカルタより37㎞)
敷地面積:63,751㎡
合計倉庫面積:39,936㎡
2期倉庫:一般倉庫 28,629㎡(2階建て)
    :流通加工作業場 657㎡
1期倉庫:一般倉庫 9,322㎡
    :危険品専用倉庫 1,985㎡
取扱品目:自動車部品、電子部品、化学品、一般消費財等
開設日:2016年1月4日

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