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味の素、米国工場で飼料用トリプトファンを生産

2016年2月4日

 味の素は1日、100%子会社である味の素アニマル・ニュートリション・グループ(東京都中央区)が飼料用トリプトファンの生産を、従来の欧州に加え北米でも開始すると発表した。

 北米の飼料用アミノ酸市場は、バイオエタノールの副産物であるトウモロコシ蒸留かすの利用促進など天然飼料原料の種類の変化もあり、トリプトファンの需要が過去5年間で急速に拡大。今後も順調な市場拡大が期待される。一方で、北米には現在、飼料用トリプトファンを生産しているメーカーは存在せず、その需要は全量輸入で賄われている。

 今回、より少ない原燃料での生産を可能にする低資源利用発酵技術をさらに発展させた新しい生産技術を導入すると同時に、既存の生産品目との設備共有化を実施し、高い競争優位性を有する飼料用トリプトファンの生産を小投資で開始する。

■ 新工場概要

名称:味の素ハートランド社 エディビル工場
所在地:アメリカ合衆国アイオワ州(Heartland Drive, Eddyville, IA 52553, U.S.A.)
生産能力:3,000トン/年 前後(市場環境により変動)
完工予定:2017年5月

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