工場・物流施設を中心とした設備投資情報を配信

鴻池運輸、米・カリフォルニアに新倉庫建設

2022年8月12日

 鴻池運輸は10日、グループ会社のKonoike-Pacific California, Inc.(以下:KPC)が、既存敷地内に輸入食品を取り扱う冷凍・冷蔵倉庫を増設すると発表した。

 今回、輸入食品の冷凍・冷蔵保管・配送の旺盛な需要に対応し、KPCがカリフォルニア州ウィルミントン地区に保有する既存倉庫の鉄道貨車引込線の一部を除去した用地に、延床面積6,700㎡、保管能力16,000パレットの倉庫を建設するもので、既存倉庫と合わせるとKPC全体では延床面積は25,000㎡、保管能力は40,000パレットとなる。

 主な取扱品目は、冷凍肉・水産品、冷凍果汁などの輸入食品。現在北米ではKPCの他に冷凍・冷蔵倉庫事業を担うKonoike-General, Inc.(以下:KGI)、とKonoike-EStreet, Inc.(以下:KES)、輸出入業務や大型重量物一貫輸送・据付作業を担うKonoikeTransport&Engineering(USA), Inc.(以下:KTE)の計4社を「K-PACグループ」として運営している。KPC倉庫増設後、KPC、KGI、KESの冷凍・冷蔵倉庫の保管能力は75,000パレットとなる。北米におけるさらなる取扱量増加を目指し、現地の顧客ニーズに対応していく。

■ 新倉庫概要

所在地:1420 Coil Avenue Wilmington, CA U.S.A.
投資額:2,200.6万USドル(約29億円)
延床面積:25,000㎡(内、増設倉庫6,700㎡)
規模:鉄骨平屋造
特徴:保管能力 40,000パレット(内、増設倉庫16,000パレット)
  :過積載輸送可エリアに立地
  :トラックドック56基
  :急速冷凍機能
  :過積載輸送可能エリアに立地
  :USDA検査(米国農務省の検査官による輸出入の食肉業務)実施指定倉庫
取扱品:冷凍肉・水産品、冷凍果汁などの輸出・輸入食品
着工予定:2022年10月
稼働予定:2024年4月(増設倉庫)

このエントリーをはてなブックマークに追加