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YKK AP、米国で住宅用樹脂窓の新工場建設

2022年8月22日

 YKK APは17日、YKK APアメリカ社が、ジョージア州メーコン市に住宅用樹脂窓工場を建設すると発表した。

 新工場は、販売エリアである米国南部6州の住宅用樹脂窓増販に向け、製造供給能力強化と市場競争力のある製造供給体制構築を目的に建設する。場所は、高速道路のインターチェンジに近接し、主要な荷揚げ港からも3時間と交通アクセスのよい立地。建設後、現在2カ所に分散するメーコン工場の製造機能をすべて移管する予定。

 新工場では、樹脂素材、ガラスから、窓の加工、組立までの一貫生産体制を構築する。日本の樹脂窓製造ラインである「APWライン」で採用している自動化技術を展開し、生産性を現行から212%とする計画。

 建屋は、窓からの自然光を取り入れ、屋根・壁の断熱化により省エネ性能を高め、CO2排出量を削減する。更にカーボンニュートラル実現に向けて、創エネ技術の段階的な導入を検討している。また、製造ライン内や倉庫・出荷工程における重量物作業の自動化・省人化を図り、作業者が働きやすい環境を構築する。

■ 新工場概要

会社名:YKK AP AMERICA INC.
所在地:米国ジョージア州メーコン市
投資額:1億2500万USD(約166.5億円※7月末時点)、土地・建屋・生産設備含む
敷地面積:202,343㎡(今回取得)
延床面積:約35,000㎡
構造:鉄筋コンクリート造地上1階建
生産品目:住宅用の樹脂窓と引戸
生産能力:約45万窓/年間
着工予定:2022年10月
完工予定:2023年12月
稼働予定:2024年1月

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