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参天製薬、滋賀プロダクトサプライセンターの第3工場棟竣工

2022年10月28日

 参天製薬は26日、滋賀県犬上郡の滋賀プロダクトサプライセンター(以下:PSC)に建設を進めていた第3棟の竣工式を行ったと発表した。

 今回、同社のグローバル市場における今後の事業成長と製品の多様化を見据え、中期経営計画(MTP2025)の戦略実行の取り組みとして、さらなる自動化による30%以上の生産性向上を目指した第3棟を新設した。

 世界的な人口増加や高齢化に加え、生活習慣病による目の疾患はますます増えることが予想されており、それにともなう世界的な医療用点眼薬需要の増加が見込まれている。

 同社は、日本国内では能登工場(石川県)と現有の滋賀PSCで医療用点眼薬を製造している。第3棟は、製品安定供給に向けた生産能力確保を目的としており、新棟の稼働により滋賀PSCの医療用点眼薬の生産能力は初期稼働時で約2倍の年間1.7億本(5mL換算)となり、グローバル市場における需要増に対応する。

 また、低炭素エネルギーへの移行、水資源の有効活用、バイオマスプラスチック容器への転換など、省資源や環境負荷低減を通じた地球環境保全にも取り組む。

■ 新工場概要

所在地:滋賀県犬上郡多賀町大字四手字諏訪348-3
延床面積:23,974㎡(第3棟)
建屋:製剤第3棟(含む自動倉庫)、リサイクル棟
生産品目:医療用点眼薬
生産能力:初期稼働時で年間約1.7億本(5mL換算)
生産ライン:最大6ライン
着工:2021年2月
完成:2022年8月
稼働予定:2023年度より順次

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