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住友林業、米国ノースカロライナ州に新工場建設

2023年2月27日

 住友林業は10日、米ノースカロライナ州(以下NC州)で現地子会社を通じて住宅構造用部材の製造工場を設立すると発表した。

 新工場は戸建・集合住宅の壁パネルや屋根・床トラスを製造し、将来的には窓やドアをはじめとした建材の販売なども手掛け、NC州で高品質な部材の安定供給を目指す。稼働開始は2024年、総投資額は約34.4億円を見込む。住友林業は米国でパネル設計、製造、配送、施工までを一貫して提供するFully Integrated Turnkey Provider(以下FITP)事業を推進しており、新工場の設立でFITP事業のさらなる拡大を図る。

 現在、米建設業界では労働力不足やサプライチェーンの混乱による資材不足が深刻で労務費や資材価格の高騰、工期長期化等が課題となっている。住友林業は昨年9月、FITP事業を統括・推進する100%子会社Builder Solutions Group, LLC(以下:BSG)を設立。すでに内製化しているフレーミングや内外装工事等の施工機能、トラスやパネル等の製造機能に加え、今回設立する工場の運営もBSG社が統括する。米国で戸建分譲住宅事業を展開する住友林業グループ各社との連携で、施工合理化による工期短縮、経費削減、品質向上等を目指す。

■ 新工場概要

所在地:米国・ノースカロライナ州アーチデール
総投資額:約34.4億円(1USD=132.35円)
敷地面積:60.91エーカー(約246,500㎡)
事業内容:戸建・集合住宅の壁パネルや屋根・床トラスを製造
生産規模:2,800戸(2030年)
着工:2022年12月
竣工予定:2023年12月
生産開始予定:2024年第1四半期

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