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シャープ、インドネシアのエアコン新工場が稼働

2023年4月13日

 シャープは12日、インドネシアの生産販売会社P.T. Sharp Electronics Indonesiaがカラワン工業団地に建設していた新工場が完成し、生産を開始したと発表した。

 世界第4位の人口(約2億7,000万人)を擁するインドネシアなどASEAN諸国では、急速な経済発展に伴い家庭用エアコンの市場が拡大しており、都市部だけでなく地方でも今後さらなる需要の増加が見込まれている。

 新工場はインドネシア国内とASEAN諸国の旺盛な需要に対応する生産・輸出拠点として、ノーマルタイプエアコンのほか、省エネ性能が高いインバーターエアコン・プラズマクラスター搭載エアコンなどを生産する。

 屋根には自然光採光や熱を逃がす構造を採用しており、今後は、太陽光発電システムを設置し、発電した電力を照明・ラインなどの各種設備に使用することで、環境負荷低減にも取り組む。

 将来的にはAIoT搭載モデルなどの付加価値モデルも新工場で生産することにより、ASEAN市場でのシェア拡大を目指す。

■ 新工場概要

会社名:ピー・ティー・シャープ・エレクトロニクス・インドネシア
P.T. Sharp Electronics Indonesia(略称:SEID)
建設地:インドネシア共和国カラワン県カラワン工業団地
投資額:約40億円
事業内容:エアコン・冷蔵庫・洗濯機・テレビなどの製造・販売
生産能力:90万台/年
生産開始:2023年4月初旬
出荷開始:2023年4月12日

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