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ソウルオブジャパン、三重県津市に日本最大級の陸上養殖設備

2023年4月26日

 アトランティックサーモンの陸上養殖・加工事業を展開するソウルオブジャパン(
東京都港区)は17日、三重工場(三重県津市)敷地内で、日本最大級のアトランティックサーモン閉鎖型陸上養殖施設の建設工事を開始すると発表した。

 今回、寿司や刺身で人気のあるアトランティックサーモンの養殖・加工のため、日本最大級の新工場を建設する。日本のタンパク質自給率は50%以下とする中、全量を輸入に頼っていたアトランティックサーモンを日本国内で安定的に生産する。

 敷地面積は約14ヘクタール。建設建物は全棟を合わせ延床面積70,000㎡程度となる。主要な建築8棟。最大床面積の棟は約16,500㎡。その中に養殖施設(水処理施設含む)として6棟、食品加工場・管理棟を、地上2階建、主に鉄骨構造で建築する。着工に際しては、まず最初に卵を受け入れる施設(孵化施設、4,400㎡)を先行して建設し、その後魚の育成に合わせて順次、後続の建物の建設を予定している。

 同社の最先端閉鎖循環陸上養殖技術は、高度な水質管理と魚の健康管理を行いながら、安全で安心できる国産アトランティックサーモンを安定的に生産できる。これにより、日本の食料自給率の向上に努める。また、海面での養殖に限界があるため、陸上養殖による安定的な供給に期待が寄せられている。

■ 新工場概要

所在地:三重県津市森町5000-2(ニューファクトリーひさい工業団地内)
敷地面積:136,979㎡
延床面積:約70,000㎡
構造・規模:鉄骨造・一部2階建て
建物用途:閉鎖型陸上養殖施設
事業主:ソウルオブジャパン(株)
着工:2023年4月
竣工予定:2025年度

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