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アズビル、タイに新工場棟建設/海外事業拡大

2023年5月10日

 アズビルは8日、タイのチョンブリー県にある生産子会社アズビルプロダクションタイランドに新工場棟を建設すると発表した。

 アズビルプロダクションタイランドは、工業向け温度調節計、各種センサから空調用コントローラまで多岐に渡り製造しており、東南アジア諸国、東アジア各国に向けた製品の生産、直接の出荷拠点として重要な役割を担っている。

 今回、アズビルグループの海外事業拡大に合わせて見込まれる需要拡大に対応するとともに、工業市場向けの電磁流量計、差圧発信器といった高度な生産技術を要する多様な製品を求める海外の顧客ニーズに対応するため、さらなる生産能力の強化、生産品目の拡大を図る。

 アズビルグループは、海外生産能力の拡大を進めており、1994年にアズビル機器(大連)、2013年にアズビルプロダクションタイランドを設立している。また、高度な生産技術の開発や自動化を進めるため、湘南工場と藤沢テクノセンターを連携させたマザー工場を2019年に本格稼働させ、日本・中国・タイを3極としたグローバルな生産体制を強化してきた。海外生産比率は拡大を続け、2025年には30%台半ばを計画している。

■ 新工場概要

所在地:700/1013 Moo 9,T.Mabpong A.Phanthong Chonburi 20160, Thailand(アズビルプロダクションタイランド)
投資額:391,000,000タイバーツ(約15億円)
建築面積:6,069㎡
延床面積:15,064㎡
構造:3階建て
完成予定:2024年春

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