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ASTI、静岡県浜松市の新工場が稼働

2023年5月18日

 ASTIは15日、静岡県浜松市北区大原町に建設した浜松工場の操業を開始したと発表した。

 同社が国内に工場を新設するのは11年ぶりとなる。浜松工場は、低炭素社会の実現に寄与する関連部品の生産と研究開発を強化するために作られた工場であり、技術開発部門と製造部門が一体となって設計から生産までのプロセスを迅速化することを目的としている。

 主な製造品目は、バッテリ充電器、DC/DCコンバータ、車載ラジオなどの自社開発製品の他、車載用ECU、コントロールユニットなど電子ユニットの生産を行う。また、将来の二輪車の電動化に向けたインバータの設計開発も行う。

 浜松工場はゼロ・エミッション工場と位置づけられ、低炭素社会の実現に向けた取り組みの一環として、太陽光発電設備や雨水利用、壁面緑化システム、風力+太陽光のハイブリッド街灯、EV車用充電スタンド、生ごみ処理機などの設備が設置される。また、太陽光発電では不足する電力は「静岡Greenでんき」を購入することで補われ、電力使用に伴うCO2排出はゼロとなる。

■ 新工場概要

所在地:静岡県浜松市北区大原町4-1
総工費:約40億円
敷地面積:22,628㎡
建築面積:7,264㎡
延床面積:19,166㎡
建築様式:鉄骨造陸屋根3階建
主な製造品目:電気自動車・二輪車用関連製品、自転車用関連部品、電動製品と関連部品
従業員数:約450名
稼働開始:2023年5月

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