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エネックス、加賀工場の敷地内に新棟

2023年5月22日

 エネックスは4月26日、加賀工場敷地内で危険物製造所の建設(第三期工事)が完了し、竣工式を行ったと発表した。

 新棟は高濃度アルコールなどの危険物を扱えるようになり、粉体の表面処理やマイクロカプセル技術と組み合わせることで新規案件の獲得や量産体制の構築を進める。また、同社は従来から化粧品と医薬部外品の製造・販売、食品添加物製造の許可も持っており、こうした事業も拡大させる。

 加えて、北陸で唯一のアルコール防腐剤が生産可能な工場となる。高濃度アルコールを主原料として、食品工場や飲食店向けのアルコール防腐剤を生産する。
現在よりも多くの危険物を扱えるようになり、製品の増産体制を構築し、開発から生産まで一貫して行うことで受託生産を増やす。従業員数も約120人規模に拡大する予定。

■ 新工場概要

所在地:石川県加賀市山中温泉菅谷町32-1(加賀工場)
敷地面積:16,296.08㎡(4,929.5坪)
建築面積:1,235.08㎡(373.6坪)
目的:高濃度アルコール等を用いた化粧品、医薬部外品、食品添加物と工業用機能材料等における自社製品・大手メーカーOEM品の生産
概要:危険物製造所、危険物貯蔵所、屋外タンク貯蔵庫・化粧品/医薬部外品生産エリア・食品添加物生産エリア・工業用原料生産エリア
竣工式:2023年4月22日

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