電源開発（Jパワー）は20日、100%子会社のジェイウインドが設備更新工事を進めてきた新苫前ウィンビラ発電所（北海道苫前郡苫前町）が竣工し営業運転を開始したと発表した。

　苫前ウィンビラ発電所（既設）は、2000年12月にJパワーグループで初めて運転開始した風力発電設備。今回、19基の風車（単機出力1,650kWと1,500kW）から国内最大級の風車8基（単機出力4,300kW）への更新工事を終え、「新苫前ウィンビラ発電所」として運転を開始した。今回の設備更新工事で、大型機器導入に伴う性能向上を図り、同地における風資源を最大限有効活用する。

　同発電所の営業運転開始から、Jパワーが実施する国内風力発電事業は29地点（運転中21地点、更新工事中2地点、建設中4地点、設備更新計画中2地点）、総出力は766,192kW（設備更新計画中2地点を含む）となり、北海道9地点の出力合計は210,682kWとなる。