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NTN、能登製作所内に新工場/16年7月の着工

2016年4月11日

 軸受大手のNTN(大阪市西区)は4月7日、能登地区における産業機械用軸受の一貫生産体制を構築するため、NTN能登製作所内に熱処理工場を増設すると発表した。

 能登地区では、産業機械用軸受の第2の生産拠点として、風力発電装置に使用される大形軸受や産業機械アフターマーケット市場向け各種軸受などを生産している。

 軸受の製造工程は、鍛造、旋削、熱処理、研削、組立の順に進行するが、これまで能登地区には熱処理設備の導入がなく、三重県桑名市の生産拠点に輸送して熱処理加工を行っていた。今回のNTN能登製作所の敷地内に新設する熱処理工場によって、能登地区における一貫生産体制が確立する。

 今後、熱処理工場の建設は2016年7月に着工し、2017年の夏に稼働する予定。従業員は約20名でスタートし、順次、拡大していく計画。

■ 新工場概要

会社名:(株)NTN能登製作所
所在地:石川県羽咋郡志賀町若葉台38番地(NTN能登製作所 敷地内)
延床面積:約6,600㎡
事業内容:軸受の熱処理加工
従業員:約20名(稼働時)
着工予定:2016年7月
稼働開始予定:2017年夏

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