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旭化成、宮崎県・米国・韓国でLIB用セパレータの設備増強

2023年11月2日

旭化成は10月31日、リチウムイオン電池(LIB)用セパレータ「ハイポア」の米国、日本、韓国における塗工能力を増強すると発表した。

 旭化成グループは、LIB用湿式セパレータ「ハイポア」としてポリオレフィン微多孔膜(基材膜)と基材膜の上にセラミック等を塗工した膜(塗工膜)の2種類の製品を供給しており、電気自動車等の車載用途を中心に急速に成長しているLIB用セパレータ市場の増加する需要に対応するため、積極的な製造能力拡大を行っている。

 今回、塗工膜の生産体制の拡充に向けた設備投資を実施することで、同社グループの塗工能力は年間約12億㎡となり、電気自動車約170万台に相当する供給能力を備えることになる。これにより、高機能かつ長寿命な車載用途向けの湿式セパレータを供給し、北米、日本、韓国等各市場におけるLIBサプライチェーンの構築に寄与する。

 同社は今後、さらに車載用途向けLIB用セパレータの需要拡大が見込まれる北米市場と日本市場に向けた供給体制を強固なものとするため、引き続きハイポアの新たな製造拠点設立等を含む積極的な投資の検討を進めるとしている。

■ 設備投資概要

立地:米国ノースカロライナ州シャーロット(セルガード工場敷地内)
  :宮崎県日向市(既存工場敷地内)
  :韓国平澤市(既存工場敷地内)
設備投資額:約400億円(一部新設建屋と付随する工程の能力増強投資の金額含む)
塗工能力:約7億㎡/年
稼働時期:2026年度上期から順次商業運転開始

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