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凸版印刷、米国の透明バリアフィルム新工場が竣工/投資額は100億円

2016年4月12日

 凸版印刷(東京都千代田区)は4月8日、米国ジョージア州現地法人であるTOPPAN USA, INC.が建設を進めていた透明バリアフィルムの新工場が竣工したと発表した。

 新工場は、同社の透明バリアフィルム事業において、海外初の生産拠点となる。世界最高レベルのバリア性能により、食品・飲料、医療医薬、産業資材など様々なニーズに対応する透明バリアフィルムのトップブランド「GL FILM」を中心に生産を行う。

 新工場の竣工により、透明バリアフィルムの供給能力が大幅に拡大。北米をはじめ、欧州や今後市場の成長が見込まれる中南米などに向けての提供を強化していく。

 近年、全世界の包装材市場は、環境対応の観点などから、フードロス削減に向けた取り組みや、ビン・缶から軟包装材への置換えが進みつつあり、今後透明バリアフィルムへのニーズが拡大すると推測されている。

 特に北米市場は、ライフスタイルの変化に伴う食品の長期保存・安心安全へのニーズの高まりなどにより、食品包装材市場の産業構造が大きく転換しつつある。

 このような市場動向を受け、米国・ジョージア州に透明バリアフィルムの生産拠点を建設。北米をはじめ、欧州、今後市場の成長が見込まれる中南米などに、高品質な透明バリアフィルムを提供していく。

 同社は透明バリアフィルム関連事業全体で18年度には約1000億円の売上を目指すとしている。

■ 新工場概要

会社名:TOPPAN USA, INC.
所在地:603 Rehoboth Road, Griffin, GA 30224 USA
投資額:約100億円
敷地面積:142,126㎡
建築面積:9,640㎡
製造品目:透明バリアフィルム
竣工:2016年4月

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