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住友ベークライト、中国でフェノール樹脂成形材料の新工場が竣工

2024年4月5日

住友ベークライトは1日、中国子会社である南通住友電木有限公司の敷地内にフェノール樹脂成形材料の新工場が完成したと発表した。

 南通住友電木有限公司は2007年にフェノール樹脂生産工場として南通経済技術開発区に設立。第二期、第三期工事と工場拡大を進め、現在ではフェノール樹脂生産に加え、フェノール樹脂成形材料、液状エポキシ剤、フィルムシートを生産している。

 特にフェノール樹脂成形材料については、自動車市場を中心としてブレーキピストン、プーリー等の機構部品からの金属代替、モーター等の電装部品に使用され、近年では自動車の電動化、軽量化による需要増に加え、中国が目指すカーボンニュートラル実現への再生可能エネルギー関連部品用途への使用が高まっている。

 今後、更に拡大が見込まれる中国市場に対応するため、2021年から現在の南通工場敷地内に新たに生産能力を約2倍(約25,000t/年)に拡大した工場建設を進めていた。

 新工場は、中国で厳しくなりつつある安全・環境規制に対応させるため、最新の生産工程として、工程自動化、AI、IoTによる工程監視に加え、エネルギー利用の高効率化と最新の環境保護装置を採用。安心・ 安全で環境に負荷が少なく、且つ省エネルギーで生産することでカーボンニュートラルの実現にも貢献する。量産開始は2024年6月以降を予定している。

■ 新工場概要

所在地:江蘇省南通市南通经济技术开发区港口工业3区通达路81号
投資額:約35億円(建物、生産ライン、付帯設備などを含む)
敷地面積:全敷地面積100,000㎡(うち新工場約16,000㎡)
竣工式:2024年3月20日
新工場主要生産品目:フェノール樹脂成形材料
新工場正式稼働開始予定:2024年6月以降

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