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金本商会、広島県広島市に新工場建設

2024年4月19日

産業廃棄物収集運搬業・産業廃棄物処分業の金本商会(広島県広島市)は16日、広島市に地域最大級の新工場を建設すると発表した。

 新工場は、建設系や混載系のリサイクル困難な産業廃棄物をRPF原料として再利用する施設とし、既存のRPF製造工場を解体した跡地に新工場を建設する。

 AI技術を搭載した光学選別機や軽量物・細粒物・重量物を効率よく選別する為の機械式選別機などの設備を多数配置する予定で、リサイクルが困難な建設系の産業廃棄物や混載廃棄物のリサイクルに取り組む。

 RPFは、主に産業系廃棄物のうち、マテリアルリサイクルが困難な古紙や廃プラスチック類を主原料とした高品位の固形燃料で、石炭の代替として二酸化炭素の削減を可能としたリサイクル燃料として注目されている。

 これまでRPFは製紙会社で主に使用されてきたが、国内でも化石燃料に頼らないエネルギー原料として化学工場、製鉄所などの発電燃料として使われている。その他でも燃焼熱や蒸気の利用を目的とした温浴施設、牧場の暖房設備、染色工場など幅広い業種で化石燃料の代替燃料として利用されているという。

■ 新工場概要

工場名:広島新工場(仮称)
所在地:広島県広島市安佐北区大林町字台443
主業務:産業廃棄物中間処理・RPF製造
主要設備:高度自動選別機各種、破砕機各種、RPF成型機、集塵機、スクラバー       
竣工予定:2025年3月

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