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エア・ウォーター、インド・デリーのシリンダーガス充填工場が稼働

2024年5月30日

エア・ウォーターは17日、100%子会社のAir Water India Private Limited(以下:エア・ウォーター・インディア)は、ローリー輸送中継基地を兼ねたシリンダーガス充填工場を新設し、稼働を開始したと発表した。

 エア・ウォーター・インディアでは、「鉄鋼向けオンサイトガス供給の獲得」と「製造・物流・販売などの事業インフラ拡充によるサプライチェーン強化」の2つを基本戦略とし、インドにおける産業ガス事業の拡大を進めている。

 デリー首都圏を中心とした北部エリアは、同社グループのガス製造拠点の空白地であった一方、製造業の集積が進む地域。特に、自動車製造などの溶接に使用する産業ガスの需要が伸長しているほか、今後は電子・半導体分野でのさらなるガス需要の拡大も見込まれている。

 こうした中、北部エリアに新しくシリンダーガス充填工場を整備し、このほど稼働した。今後、こうした新規需要の獲得を図ると同時に、首都圏の政府系機関や進出日系企業との接点を高め、インド北部における市場開拓を強化していく。また、新工場をローリー輸送中継基地として活用することで、液化ガス製造拠点のある東部エリアから、北部エリアへの長距離輸送を効率化し、配送コストを合理化、配送時CO2排出量の19%削減を実現する。

 エア・ウォーターは、海外における産業ガス供給事業を全社成長の牽引役と位置付けており、中でもインドを重要戦略エリアとしている。昨年、世界最大の人口大国となったインドでは、政府が2030年度までに同国全体の年間粗鋼生産能力を現在の倍以上となる3億トンにするという目標を掲げており、さらなる経済成長と人口増に比例し、産業ガスも旺盛な需要が見込まれている。

 エア・ウォーター・インディアは、同国で第1位、第2位の規模を誇る製鉄所向けのオンサイトガス供給事業と、川下分野にあたるローリー・シリンダー事業を展開しており、インド国内における産業ガスメーカーとして、確固たるポジションを確立している。さらに現在、インド国営製鉄会社であるSAIL社から受注した東部のドゥルガプル製鉄所向けオンサイトガス工場に加え、タミルナド州チェンナイでも自社の液化ガス製造工場の建設を進めている。

■ 新工場概要

名称:エア・ウォーター・インディア ファリダバード充填工場
所在地:Khasra No:56,22,68&2 Janauli Road,Bhagola Palwal Haryana:121102
敷地面積:約7,000㎡※敷地内にはタンクローリー車両の待機場を併設
充填工場面積:約4,400㎡
充填品目:酸素・窒素・アルゴン・炭酸ガス
稼働:2024年4月

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