中部電力は11日、愛知県田原市小中山町で、あつみ第二風力発電所の建設工事に着手したと発表した。

　発電出力21,000kWの陸上風力発電所を建設し、2027年11月の運転開始を予定する。発電設備は単機出力4,200kWの風車5基で構成され、想定年間発電電力量は約5,150万kWh。一般家庭約17,000世帯分の年間使用電力量に相当する。また、年間約22,000トンのCO2削減効果が見込まれている。

　同社グループは、再生可能エネルギーを脱炭素化とエネルギー自給率向上に貢献する主力電源の一つと位置付けており、「2030年頃に保有・施工・保守を通じた320万kW以上の拡大」を目標に今後も積極的な電源開発を進めていく。