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太平洋セメント、大分県佐伯市の拠点に新設備

2025年6月12日

太平洋セメントは10日、大分県佐伯市の佐伯アッシュセンター内に混合セメント製造・出荷設備を新設すると発表した。

 同社は、クリンカーの構成割合が低く二酸化炭素排出量の少ない混合セメントの製造・販売を拡大しており、特に東南アジア向けの輸出体制強化を進めている。これまでも佐伯アッシュセンター内で、国内の石炭火力発電所から発生するフライアッシュの品質を調整するための分級設備を設置し対応している。

 新設備での分級フライアッシュを使用した混合セメントの年間製造・出荷能力は80万トンと見込まれており、現在の26中期経営計画期間中での出荷開始を目指す。同社の混合セメントの輸出体制は年間130万トンを超える規模となる見通し。

■ 設備投資概要

所在地:大分県佐伯市大字戸穴337-1(佐伯アッシュセンター)
事業内容:混合セメントの製造
出荷能力:年間80万トン
設備:混合セメント製造・出荷設備
出荷開始予定:26中期経営計画期間中

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