東洋紡、大津医薬工場の新設備竣工
2025年7月4日
東洋紡は7月1日、大津医薬工場(滋賀県大津市)に無菌注射剤の新設備を竣工したと発表した。
新設備は抗体医薬品や核酸医薬品などのバイオ医薬品を対象とし、日本、米国、欧州の三極GMPに同時対応可能な製造体制を整えた。従来の国内GMP対応設備を更新し、グローバル市場への供給を見据えた高品質な受託製造を実現する。
設備にはアイソレーター、RABS、自動滅菌・洗浄装置を導入し、無菌性向上と製品均一性の確保、製造効率化を図る。さらに、自動・連続環境モニタリングや電子記録対応によりデータインテグリティを強化し、製造プロセスの透明性と信頼性を高めた。稼働開始は2026年1月を予定している。
■ 設備投資概要
所在地:滋賀県大津市堅田2-1-1(東洋紡(株)総合研究所内)
事業内容:無菌注射剤の受託製造
稼働:2026年1月