花王、米国テキサスの新工場完成
2025年8月27日
花王は22日、米国テキサス州パサデナ市で三級アミン生産工場を竣工したと発表した。
日本、フィリピン、ドイツに続く新拠点として年間2万トンの生産能力を持つ工場を建設し、米州における安定供給体制を強化するとともに、現地生産によるサプライチェーン効率化や輸送に伴うCO2排出量削減を目指す。
三級アミンは殺菌剤や洗浄剤などに用いられる重要原料で、今回の新工場により米州・欧州・アジアの三極生産体制が確立され、グローバル市場への迅速かつ安定供給が可能となる。また、三級アミンの誘導体生産や外部パートナーとの共創拠点としての活用も検討されている。
■ 新工場概要
所在地:米国テキサス州パサデナ市
事業内容:三級アミンの製造
生産能力:年間20,000トン
竣工式:2025年8月22日