パナソニック、チェコの新工場稼働
2025年9月4日
パナソニックは8月29日、空質空調社傘下のパナソニックHVACチェコ有限会社がチェコ工場に新棟を建設し本格稼働を開始したと発表した。
同社はヒートポンプ式温水給湯暖房機(A2W)の需要拡大に対応するため新棟を建設し、製造ラインの増設とロボット80台の活用による自動化を進め、生産能力を従来の15万台から将来的に最大約70万台まで拡張可能とした。
さらに2028年までに部品加工工程で100%無人化、組立工程で自動化率を現状比約2倍とする。室外機外装部品や空気熱交換器、銅配管、プリント基板など主要部品の内製化を推進し、基幹部品の内製化率を約70%まで高める計画。
また新棟には1MWの太陽光発電システムや天窓を導入し、2025年中にCO2排出量ゼロ化を目標としている。
■ 新工場概要
名称:パナソニックHVACチェコ有限会社(略称:PHVACCZ)
所在地:U Panasoniku1, 320 84 Plzen, CZECH REPUBLIC
建物延床面積:102,000㎡(新棟)
生産品目:ヒートポンプ式温水給湯暖房機(A2W)
生産能力:最大約70万台/年(現在15万台/年)
本格稼働開始:2025年8月29日