SANEI、岐阜工場に新組立工場棟
2025年12月9日
SANEIは12月5日、岐阜工場内に新工場棟(組立工場)が完成し、竣工式を行ったと発表した。
高付加価値水栓の国内外需要が拡大する中、安定供給体制の確立が課題となっていた。このため、2024年に稼働した鋳造~研磨工程を集約した工場棟に続き、組立工程を担う新工場棟を増設した。
新工場棟では水栓金具の組立工程を集約し、生産ラインの再構築と自動化設備の導入により、生産能力の増強と生産効率の向上を図る。省力化と従業員の負荷軽減、品質の均一化を進め、マザー工場としての生産機能を強化する。
環境面では、太陽光パネルを設置して自家発電を行うほか、工場敷地内の緑地化も計画する。同社はカーボンニュートラル推進委員会を設置し、2050年までに温室効果ガス排出量を実質ゼロとする目標を掲げており、新工場棟はその取り組みの一環となる。緑地は従業員の休憩スペースとしても活用する。
■ 新工場概要
所在地:岐阜県各務原市鵜沼朝日町1丁目136番4号
敷地面積:約29,000㎡
建築面積:約1,900㎡
延べ床面積:約3,000㎡
竣工式:2025年12月5日
