セイシン企業は20日、茨城県古河市に新工場を建設すると発表した。

　同社は1982年に埼玉県加須市に利根川工場を建設し、受託加工専門工場として操業を開始して以来40年以上にわたり生産技術を蓄積してきた。今回の新工場は、現利根川工場の約6倍にあたる4万㎡の敷地を持ち、2026年度中の竣工を予定している。竣工後は利根川工場から全面移転し、開発試作から量産加工までをクリーンな環境で実施する。最新設備を導入するとともに、生産や品質管理の自動化を進めることで、安定供給体制と品質保証体制を強化する。

　また、新工場では太陽光発電をはじめとする再生可能エネルギーを活用し、省エネ型の環境配慮型生産体制を構築する。環境負荷を抑えながら高品質な受託加工を実現し、事業の持続性と企業価値の向上を図る。