日本製鋼所、千葉県柏市に研究開発拠点
2025年11月13日
日本製鋼所は11日、新たな研究開発拠点「中央研究所(仮称)」を千葉県柏市柏の葉キャンパスエリアに開設すると発表した。
同社は創立120周年となる2027年に向け、新技術と新事業の創出を目的として研究体制を強化する。柏の葉キャンパスエリアは先進的な街づくりが進む地域で、アカデミアやベンチャー企業が集積する環境を活かしてオープンイノベーションを推進する計画。
同社が掲げる中期経営計画JGP2028に基づき、社会課題を解決する産業機械と新素材の開発・実装を通じて持続可能な社会を実現する。既存の広島・横浜・室蘭の研究所では製品関連の研究が中心であるため、これとは独立した基盤技術研究を担う新拠点として中央研究所を設ける。新研究所は、自由な発想と多様な人材が交わる場として、将来の新規事業創出の基盤を構築する拠点となる予定。
■ 研究所概要
名称:中央研究所(仮称)
場所:千葉県柏市 柏の葉キャンパスエリア 136街区
敷地面積:11,265.53m²
事務所棟:延床面積 2,992m²,用途:事務所、展示室、材料分析室
試験棟1:延床面積 1,695m²,用途:クリーンルーム、機械試験
実験棟:延床面積 144m²,用途:材料実験
従業員数:100人規模を予定(開設時は30人程度)
研究概要:新機能材料(金属、半導体材料、プラスチックの各種改質等)及びそれらの製造プロセスに関する新たな技術・製品の研究開発
運用開始予定:2027年下期
